本日でクーン『科学革命の構造』読書会は終わりましたが、8月からのテキストのイアン・ハッキング『表現と介入』でもクーンの議論はよく参照され、復習することになります。というより、ハッキングのその本は『構造』後の議論を1980年代初めの時点で批判的に総括し、新たな段階に導いた重要書です。
7月の科学論読書会は、すでにお知らせした通り、
ナオミ・オレスケス+エリック・M・コンウェイ著/渡会圭子訳『こうして、世界は終わる すべてわかっているのに止められないこれだけの理由』(ダイヤモンド社、2015年)
を一回で読みます(薄くて読みやすい)。人為的地球温暖化説に懐疑的な方の参加を特に歓迎します。

