細井和喜蔵『女工哀史』(改造社、1925年7月)から百年ということで、遅ればせながらいくつか揃えました。先ほどの大庭伸介『レッド』ともつながります。
①細井和喜蔵『女工哀史』(岩波文庫、1954年)
②高井としを『わたしの「女工哀史」』(岩波文庫、2015年)
③山本茂美『あゝ野麦峠 ある製糸工女哀史』(角川文庫、1977年)
④石田陽子『不屈のひと 物語「女工哀史」』(岩波書店、2025年6月)
⑤松本満・斎藤美奈子『『女工哀史』は生きている 細井和喜蔵と貧困日本』(岩波ブックレット、2025年7月)
なお今回当店に入荷した①は第68刷(2023年6月5日発行)、③は第82版(2025年8月25日発行)です。
細井和喜蔵の『奴隷 小説・女工哀史1』『工場 小説・女工哀史2』の岩波文庫版(ともに2018年)は現在版元品切れのようで入荷しませんでした。

